静かに雪の上にたたずむ、一人の暗殺者・・・。 彼は所属していた組織のやり方に耐え切れず、命を狙われるのを覚悟して逃げ出してきたのだ。 「もう誰も殺したくない・・・」と、心の中で何度も何度も嘆きながら、自分の命を狙うかつての仲間達を殺し、自由を得るため必死で逃げた・・・。 彼は、彼を殺そうとする数十人の刺客を全て殺し自由を獲得したが、自らも深い傷を負っていた・・・。 彼の周りの雪は、彼の流した血で紅く染まっていく・・・。 しかし、不思議なことに彼は笑っていた・・・とても幸せそうに・・・。 天空から舞い落ちる雪は、彼を暖かく抱きかかえ、祝福するかのように静かに降り積もる・・・。 今、一人の「鬼」が自由という幸福の中で・・・静かに・・・「終わり」を迎えようとしていた・・・。
スレ汚しごめんですm(_ _)m |