| で、つづき
当時の社会は中世的封建主義からちょうど脱却しかけた時期にあたり、 現代民主主義では当たり前になっているような民衆の権利などを規定する 憲法や法律が未整備だった。ここで、大まかに分けて2つの考え方が 登場する(社会学を専門としてないので、本当に大雑把な話のみ)。
一つは私有財産を認めず、民衆の代表で構成される議会が社会全体の 生産活動を「計画」し、それを実行させる。職による所得格差は資本家 と労働者を生み出す事になるので、これを認めない。いわゆる共産主義。
一つは現状の資本主義を認めながらも、所得格差を少なくするための制度を 現状の体制内で治していこうとする制度。 つまり、どちらの体制も主権が人民に帰結すると言う意味では「民主主義」。
>実態は人権弾圧、帝国主義、民族融合という名の民族浄化や虐殺と言った >言語道断な国家の皮を被った強盗一味みたいな物だ。 >だから、中国みたいな国が生まれるんだろうな。
これも全然違う。と言うか全くもって理解してない。 今起こっている民族紛争(東ヨーロッパを例とする)は、冷戦時代は 無かった。これは当時の東欧は共産圏と呼ばれており、民族間を共産主義と 言うイデオロギーの元で纏めていたから。イスラム、キリストの宗教的な 対立や民族間の対立をも超えて共産主義と言うイデオロギーで纏めていた。 ちなみに、「アメリカ」と言う敵がいた事も団結を強めた要因である。 従って、共産主義=>民族紛争と言う見方は歴史の流れからすると全く お門違い。
|