| 安楽死を末期の病気でしか認められないのは、例え自殺できる制度を 法の下に定めても、その制度をかいくぐり違反してでも、自己利益を 生み出そうとする者は必ず出てくるからでしょうね。 制度ができても、追い詰められた人がそのような手続きをするほど 気力が残っているとも考えにくいですし。。 今後の日本でありえそうなのは、高齢者の安楽死システムではないかと 言われています。少子高齢化で要介護者が増えるのは目に見えているのに それを支えるお金もマンパワーもないのですから、国を守る手段として 取り入れかねません。。
スレの流れには乗っていませんが、自分はホスピスで働いています。 病気等で余命が少ない方々が 余生を安楽に過ごして頂けるように 設置している施設です。 病気からくる苦しみで、いっその事殺して欲しいと必ず一度は言われます。 仕事柄、精神疾患のある方、自傷行為がある方や、自殺に失敗して体に障害を 負った状態の方にも出会います。 辛さから、暴言や暴力をふるわれる事もあり、こちらの命の危険も 隣り合わせだとハラハラすることもあります。 身内の方にも、変わり果てた利用者を受け入れられずにいる人が 多いのが現状です。
そんな方々にやっと20代の若造な自分の慰めなんて なんの役にも立たないと痛感させられます。 それでも一緒に生活している中で、心をひらいてくれた瞬間や 笑顔が見られたとき、ありがとうって言われたときには 毎回涙が出るほど嬉しいです。 私自身が利用者に救われているんだと思います。 どんなに酷い仕打ちをされても、お別れの時は あなたに会えてよかった と 思ってきました。
自分は自分のためにキレイな事してるつもりなだけのエゴイスト だと実感もします。 私も自殺したいという経験もありましたが、 こんな自分でも必要としてくれた人達がいた という事が 生きる支えにもなっています。 自分が社会的弱者になったときに ありがとう って言える環境があって欲しい。
どんな人でもお互いの存在価値が認め合えるような社会や、教育があれば 自殺者も減るのではないかな、と考えたりしています。
|